平成22年度

事業計画書

平成22年4月〜平成23年3月31日

 当財団の目的を達成し、熱・電気エネルギー技術研究成果の発展を実現するために、平成22年度は下記の事業を実施する。

  1.  調査及び研究(寄附行為第4条1号関係)
    計画: 「熱電変換技術の最新動向調査」
    昨年行われた第6回日本熱電学会学術講演会などを見ても、ここ数年かなりの比率を占める傾向にあった酸化物に関する研究に代わり、熱電材料系の研究発表が86%を占めていた。一方、珪化物系、ホイスラー系、クラスレート系など多彩な材料研究も目立ってきており、社会の状況を反映して、高性能化や環境にやさしいということが取り上げられる傾向にある。そのようなことから、熱電変換の分野における内外の最新状況、進展等を調査整理し、将来の熱・電気エネルギー技術の検討に資することを目的に本調査を実施する。
    契約: 平成22年7月
    調査期間: 平成22年9月1日〜平成23年3月31日
    委託金額: 3,150,000円(消費税を含む)
    委託先: 検討中

  2.  情報の収集及び提供(寄附行為第4条2号関係)
     予算の関係上、調査及び研究に一本化する。

  3.  研究会、セミナー等の開催(寄附行為第4条3号関係)
     熱・電気エネルギー技術の研究会、講演会、シンポジウムを開催する。
    (1) 技術研究会の開催
     @ 計画:第47回技術研究会
    開催日:平成22年6月下旬を予定
     A 計画:第48回技術研究会
    開催日:平成22年10月下旬を予定
     B 計画:第49回技術研究会
    開催日:平成23年2月下旬を予定

    (2) 熱・電気エネルギー技術シンポジウムを開催する。
    計画: 第13回熱・電気エネルギー技術シンポジウム
    開催日: 平成22年9月下旬を予定
    テーマ: 「熱電変換技術の進展」(仮題)
    コーディネート: 湘南工科大学名誉教授  梶川 武信 氏

    (3) ミノル記念講演会を開催する。
    計画: 第17回ミノル記念講演会
    開催日: 平成22年12月10日(金) (予定)
    講師: 未定

  4.  研究助成(寄附行為第4条4号関係)
    計画: 第18回研究助成の実施
    募集テーマ: @新水素エネルギー技術(常温核融合・凝集系核科学から派生した研究・技術)について
    A熱電変換素子技術について
    B中・低温度差発電技術について
    応募期間: 平成22年8月上旬〜平成22年10月下旬を予定
    選考委員会: 平成22年11月下旬を予定
    目録贈呈式: 平成22年12月10日を予定
    総予算: 7,000,000円

  5.  普及及び啓発(寄附行為第4条5号関係)
    @ 計画:平成22年度開催の技術研究会講演録を作成、配布を行う。
    A 計画:第13回熱・電気エネルギー技術シンポジウム講演集を配布する。
    B 計画:第17回ミノル記念講演会(平成22年12月10日開催予定)の講演録を作成、配布する。
    C 計画:財団会報誌第19号を平成23年3月に発行、配布する。
    D その他